解釈しやすい効果量「優越率」(続き)
前回の続き。
優越率(probablity of dominance)は、正規分布をもちいてもとめる方法と、(ノンパラメトリックな手法のひとつである)組み合わせをもちいてもとめるが紹介されている(南風原・芝, 1987)。同じような方法がThe Common Language Effect Sizeという名で別の研究者からも紹介されている(e.g., MacGraw & Wong, 1992; Karby, 2014)。
Kerby, D. S. (2014). The simple difference formula: An approach to teaching nonparametric correlation. Innovative Teaching, 3, 1–9. doi:10.2466/11.IT.3.1.
Wikiにも記事があった。
Effect size - Wikipedia, the free encyclopedia
勉強がてら、Rでのスクリプトを書いてみた。
もしかしたら間違っているかもしれない。
(でもまあ、およそ原著通りの数字を返すようだ)
ひとつは、分布を使う方法(南風原, 2014; 南風原・芝, 1987)。
ふたつめは、組み合わせを使う方法。詳しくは、南風原・芝(1987)を。
最後は、別にいらないのだけど、ブートストラップのように、数値解析的にやる方法(前とあまり変わらない)。ふたつめの組み合わせ数よりも十分に多い数シミュレーションをするのは少なくともあんまり意味ないな。標本が膨大な数あって、全組み合わせ計算出来ないときなどの簡便な計算に使える?はて?
まあ、いいや。スクリプトをホームページに貼っておこう。
(あとで直したりすればいいだけだし)
(下の方)