草薙の研究ログ

英語の先生をやってます。

2015-01-23から1日間の記事一覧

解釈しやすい効果量「優越率」(南風原・芝, 1987)

南風原朝和・芝祐順(1987)「相関係数及び平均値差の解釈のための確率的な指標」『教育心理学研究』37, 259-267. で,提案されている(標準化)効果量指標のひとつ,「優越率」(probability of dominance)について,南風原(2014)でも紹介されている。標…

効果量・信頼区間の大げさな解釈または単純に変なことを言わない態度

「効果量がよい」と聞きかじれば,標本効果量をさも母効果量かのように扱って,いきりたって報告し,さらに取りうるだろう効果量の大きさに対して,完全に不適切に設定された標本サイズ下における検定を自らおこなって,そしてその検定のinsignificanceを無…