草薙の研究ログ

英語の先生をやってます。

AtomからRを使うための設定(Ubuntu系OS)

お気に入りのエディタからなにがなんでも出たくないという病気。
ここ3年はAtom推しなので,今回はAtomからRを使用する環境を作る。

環境は,Lubuntu 18.04 LTS。
でも別にこのOSがなにか特別なわけじゃない。

これまでAtomからRを使うときは,Atomのパッケージである,

  1. language-r
  2. autocomplete-r
  3. build-rscript

などといったものを使っていた。
詳しくは,こちらの記事の通りに。

Atom - RjpWiki

というか,buildがめんどくさくて,もうterminalをペインに開いて打っていたけど。

でも最近,Atomでrboxというパッケージができたらしい。
これはちょっと便利そうじゃないのー。

atom.io

基本的な方針としては,

  1. Rをインストール
  2. Jupyterをインストール
  3. Atomをインストール
  4. JupyterにR言語を対応させる
  5. AtomにJupyterを対応させる

というような手順。Jupyterを経由するという発想。

  1. JupyterとRの対応は,RからIRkernelを入れる
  2. AtomとJupyterの対応は,AtomからHydrogenを入れる
  3. 最後にrboxを入れる

ま,そのままJupyterを使ってもいいんだけど,個人的にAtomでやりたい。

さて,順番にコードを書いていく。

コンソールからRを入れる

sudo apt-get install r-base-core

Jupyterを入れる

sudo apt-get install jupyter

Atomを入れる

sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/atom
sudo apt-get update
sudo apt-get install atom

IRKernelのための準備

sudo apt-get install libzmq3-dev libcurl4-openssl1.dev libssl-dev

(なんかココ変だな,Rのdevtoolsはcurlがないと入らないのだけど,curlは依存関係があるようだ。もしだめだったら,libcurl3とかを先にいれないとだめかも。で,libcurl-openssl1.0-devを最後に入れるのかな?)

RからIRKernel関連を入れる

install.packages(c('crayon', 'pbdZMQ', 'devtools'))
devtools::install_github(paste0('IRkernel/', c('repr', 'IRdisplay', 'IRkernel')))
library(IRkernel)
IRkernel::installspec()

Installation · IRkernel

これでJupyterとは対応されるはず。

jupyter-notebook

と打って,ブラウザ上からNewを開いて,Rが追加されていることを確認。
あとは,Atom上で以下のパッケージを入れる

  • rbox
  • hydrogen
  • atom-beautify
  • termination

これでOKなはず。