草薙の研究ログ

英語の先生をやってます。

日本の英語教育研究史

【サドコマ⑦】まったくわからない統計が査読に回ってきたwww【査読者の責任】

英語教育研究の査読で困った!サドコマシリーズ第7弾!シェアしてくださると嬉しいです! このシリーズについては↓ kusanagi.hatenablog.jp このシリーズは,統計処理のTIPSや入門というよりも,査読時における両サイドのコミュニケーションについて扱って…

【サドコマ⑤】それ正規分布しなくない?【尺度水準と分布】

英語教育研究の査読で困った!サドコマシリーズ第5弾!第5弾は予定の内容を差し替えて,英語教育研究における尺度水準の取り違えと分布の無視について私見を述べます。

『英語教育のエビデンス』に頂いたコメント

『英語教育のエビデンス』 2021年度はコロナ禍もあり,所属組織が変わったりなどといっているうちに,すっかりこのブログからも手が離れてしまいました。この間に,研究社から私も複数章執筆した『英語教育のエビデンス―これからの英語教育研究のために』が…

名古屋で討論型ワークショップやります!

12/17の名古屋,外国語教育メディア学会中部支部外国語教育基礎研究部会第4回年次例会で討論型ワークショップやります! このワークショップは,(私の得てしてくだらない話題提供のあと)基本的に参加者同士でグループを組んでもらい,想いの丈を共有し合う…

(量的)進歩主義と(質的)回帰主義

(最近バカのひとつ覚えの要領で話すネタ) (今年のCELESのワークショップ,LETのシンポ,全国英語教育学会のワークショップにお越しいただいた方,駄弁にお付き合いいただき,ありがとうございました) 1990年代前後から英語教育研究は欧米で流行していた…

「おい,海外でなんかNHSTとかいう科学的なことやっているぞ!」

1960年代「地方も含めて全国の国立大学で教員養成しろだって。とりあえず体裁もあるから俺たちの研究は学問ってことにしよう,急げ急げ」 1960年代末~1970年代前半「よし,とりあえず関係者で集まって組織を作って学会にしよう」 1970年代半ば「英語教育学…

1970年代における英語教育の科学化運動って?

日本の英語教育研究史にパーソナルな興味をもっています。英語教育研究史は,もちろん日本の英語史に等しい歴史をもっていそうですが,わたしは,そのなかでも,ごく最近の歴史,1970年以降(昭和40年以降)に注目しています。資料がほぼ完璧に現存し,さら…